SE転職の面接官を102回してわかった失敗原因とおすすめの転職先

本記事ではSE転職で失敗する人・成功する人・SEの転職先・転職方法について解説しています。
上流工程担当などのキャリアップや給与アップを目指したい方、残業中心の生活を見直したい方はぜひご覧ください。
富士通のSEからメガベンチャーへ転職した筆者が経験も交えて紹介していきます。
Contents
- 1 SE転職で失敗する人の特徴
- 2 SEが転職する理由
- 3 SE転職を成功に導く鉄則は「いますぐプロに頼る」
- 4 SEのおすすめ転職先は5つ
- 5 SE転職先を仮決めしたら「相談」することが「超」重要
- 6 SE転職に強いアドバイザーがいるおすすめ転職エージェント
- 7 SE転職でよくある質問とその回答
- 8 まとめ
SE転職で失敗する人の特徴
SEの転職で失敗する人は以下の2つの特徴があります。
- 失敗その1:SE転職を後回しにする人は失敗しやすい
- 失敗その2:誰にも頼らないSEは転職を失敗しやすい
たった2つの特徴が知らない間にSE転職を失敗させるのです。
SE転職を後回しにする人は失敗しやすい
SEで転職を後回しにする人・先延ばしにする人は転職に失敗します。
後回しにするのは以下のような理由があるでしょう。
- SEからの転職先をどう選べがよいか分からない
- 転職活動に時間がかかってしまう
- 担当プロジェクトがあるから抜けにくい
私もSEから転職したため気持ちは分かる一方で、SE転職を後回しにすればするほど転職に失敗するということを強くお伝えしたいです。
なぜなら、後回しにした分だけ年齢が上がり、企業から求められる期待レベルが高くなるためです。
さらにSEの仕事は、他の職種と比べ要件やスケジュールなど制約事項が多く創意工夫の余地が少ない仕事です。
そのためSEの仕事になれきってしまうと異業種や異職種に転職した際の柔軟性も失ってしまいます。
もし10年後、20年後に在籍している会社で働くイメージがなければ今すぐ転職活動に着手しましょう。
IT土方作業でスキルの陳腐化や相対価値の低下に要注意
SEの転職ではスキルが重視され、年齢を重ねると求められるスキル・経験はさらに高くなります。
つまり常に成長を求められるため、成長が停滞するようなIT土方のような仕事は要注意です。
特に下記のような状態の人は要注意です。
- 誰でもできる仕事をし続けている
- 同じプロジェクトを2年以上続けている
- 同じ役割を2年以上続けている
- 転職市場で需要の高いスキル・経験に関連することを2年以上手がけていない
- 同じような要件が似通っており流用で仕事ができてしまう
- 同じようなミドルウェア・パッケージ・言語で新しい知見が得られない
このようなSE業務をしている方は年齢に対して求められるスキルが不足しがちとなります。
もし当てはまる方はこれ以上、転職市場が求めるスキルとのギャップが広がらないうちに1日も早く転職活動を開始することをおすすめします。
SE転職で大手を狙うなら32才程度まで
大手のSEへ転職したい方は32才程度までに転職を完了しましょう。
大手SEの転職は下記のような理由で若いほど有利だからです。
- 大規模プロジェクトを取り扱う大手ではプロセスによる開発で品質確保するためSEに対する教育コストがかかる
- 大手は取り扱うパッケージが多く覚えられる吸収力と若さがSEに必要
- 幹部社員の候補となる
大手SIerのSEは品質・スケジュール・納品物に対するチェックが厳しく、中小企業やベンチャー企業の仕事の仕方と大きく違います。
先輩との年齢のバランスや素直さ、吸収力から30歳までには転職したいところです。
遅くても32歳までには動かないと内定率はガクッと落ちるでしょう。
ちなみに大手のSE求人ならマイナビIT AGENTが質・量ともにおすすめです。
誰にも頼らないSEは転職を失敗しやすい
誰にも頼らずに全てをネットで解決しようとするSEの方は転職を失敗しやすい傾向にあります。
求人サイトを見ると、好条件の求人がすぐ見つかりますが、企業の内部情報はほぼ情報がありません。
ユーザー系SIerであれば、親会社の圧力が強かったり新しい技術の導入が遅い傾向にあり入社後に後悔する可能性があります。
このように転職はリスクの高い選択ということを肝に命じた上で、企業の内部情報に詳しい転職エージェントなどに相談しながら情報収集を行いましょう。
転職においては転職先の情報が少ないため、より多く情報を収集し重大な選択は独りで決めないことが大切です。
進め方については後述します。
SEが転職する理由
SEが転職する理由は様々ですが、年収アップ・長時間労働のない労働環境・上流工程を担当したいといった理由が大半です。
この章では転職の目的を決める際の参考にSEが転職する理由を紹介していきます。
事例も紹介しますので、転職後のイメージを明確化しましょう。
給料・年収のアップのため
SEが転職する大きな理由の1つに給与アップがあります。
下請け企業であれば上流工程を担当できる機会もなく、給料が頭打ちになる傾向があります。
また給与アップを目指し成果を出したとしても日本のSI業界では先輩とのバランスや同僚との横並びを検討されるため大幅に給与アップしません。
さらに、転職市場でSEを採用したい企業が非常に多く、転職をすることによりグッと給与が上がる可能性があります。
実際、ITエンジニアは転職をするほど年収がが増えるというデータも出ています。
長時間労働を避け定時帰りしたいため
SEが転職する理由に長時間残業を無くしたいという方が多くいます。
下請け企業では、プロジェクトが遅延をすると裁量権が低いため仕事の内容を変更することはしづらく最後は残業や人員追加で対応するしかありません。
問題を主体的に解決したい人ほど、裁量のなさに苦しみ転職を選択することになるのです。
また、残業はSI企業の体質とも言えます。
見積もり力が弱い、あいまいな仕様のまま受注してしまう、仕様変更を許すといった企業では残業が発生して当然です。
上流工程の担当などキャリアップをしたいため
SEが転職する理由の多くに上流工程を担当したいなどのキャリアアップがあります。
惰性で同じ仕事をしていたとしてもスキルがつかず年収も上がらず年齢に対する市場価値も下がっていくためです。
下記に該当するようなSEがキャリアップを望んで転職しています。
- 新しい工程を任せられましたか?
- 主担当ばかりでなく、リーダーを任せられていますか?
- クライアントと業務の話ができますか?
- 設計書の品質を数値で管理できてますか?
2人のSE転職事例の紹介
ここでは簡単に次の2人の事例を紹介いたします。
- 社内SEに転職したOさん(男性)
- 異業種に転職したIさん(男性)
社内SEに転職したOさん(男性)
Oさんは新入社員で入ったとき開発力が高く多くのプロジェクトで活躍していましたが、あるときプロジェクトマネージャーと相性が悪く休職しました。
3ヶ月程度で復帰しましたが、以前のような開発力を発揮することができず、復帰以降はPG工程から運用の下流工程を3年ほど担当します。
SIerでしたがめずらしくSaaSサービスを提供していたこともあり、運用のITスキルも身につけていきました。
一方で同期や後輩は上流工程を任され、SEとしての価値のギャップが大きく開いていき、Oさんもキャリアについて大きく悩んでいました。
結局Oさんは転職エージェントを介して、30才でエレベーターメーカーの社内SEへ転職しました。
転職後は、持ち前の運用スキルはもちろん、SEの経験を活かしたベンダー交渉で活躍できているそうで、「転職してよかった!」と元気いっぱいでした。
社内SEの業務は各種さまざまです。
そのため、希望どおりの職場を見つけることがポイントになります。
転職エージェントの担当者の意見も参考にしつつ、理想の求人を探しましょう。
異業種に転職したIさん(男性)
大手SIerで働いていたIさんは、上司や同僚、クライアントから信頼が厚く幹部候補間違いない状態でした。
ただ残業が多く、家族の理解が得られなかったため33才でSEから大学の職員へ転職しました。
大学教授にはクセのある人が多いらしく苦労はしていますが、残業は完全になくなり、給料も上がっており5年たった現在でも転職して良かったと考えています。
SEから異業種への転職はリスクもありますが、環境を変えることが自分にとって良い選択になる場合もありますのでメリットとデメリットを慎重に考えたうえで行動するようにしましょう。
次の章では、転職を確実に成功させるコツを紹介していきます。
SE転職を成功に導く鉄則は「いますぐプロに頼る」
失敗を繰り返さずSE転職を成功させるための結論としては「いますぐプロに頼る」ことです。
失敗の傾向は次のとおりでした。
- SE転職を後回しにする人
- 誰にも頼らない人
年を取るほど転職の難易度があがります。
また、ネットを検索しても、あなたと同じキャリアやITスキルを持った人の事例はありません。
求人も企業の状態に合わせて刻々と変わります。
つまり、「今すぐプロに頼ってSE転職を進める」ことが成功の鉄則です。
ちなみに、プロとは転職エージェントに在籍する「転職コンサルタント」のことです。
転職コンサルタントはあなたがSE転職に成功したら転職先の企業から報酬を受け取ります。
そのためどれだけ相談しても無料です。
転職エージェント・コンサルタントの報酬は年収の30%位を成果報酬として受け取ることが一般的です。
年収400万円の人が転職したら120万円を受け取ります。
「まだ、転職すると決まってないのに相談していいの?」
と質問をもらいますが、大丈夫です。
実際にとある転職エージェントのQAでは「転職するかどうか決まっていないくともお越し下さい。」と回答されています。
出典:http://www.engineer-factory.com/faq/entry.html#faq1385
つまり遠慮したぶんだけ失敗を招いてしまいます。
お気をつけください。
次では成功のためのSE転職の必勝法をお伝えします。
SEのおすすめ転職先は5つ
SEからの転職先は大きく5つしかありません。
次のように業種・職種の組み合わせで考えることでSEの転職先把握しやすくなります。
このSE転職先を一覧にすると次のようになります。
職種 | 業種 | SE転職先 |
---|---|---|
同職種 | 同業種 | |
同職種 | 異業種 | |
異職種 | 同業種 | |
異職種 | 異業種 |
|
どれも魅力的な転職先に感じない場合であっても、一番気になる転職先の情報収集から始めましょう。
仮決めをして興味あるところから情報収集を具体的に進めることが重要です。
検討を進めなければ惰性で今の企業に一生在籍することになるでしょう。
SE転職先その1:プログラミングが何より好き!という人はWEBエンジニア一択!
「エンジニアとしてずっとコードを書いていたい!」というSEはWEBエンジニアへの転職がおすすめです。
積み上げてきたスキルを活かせることができ、求められるスキルセットとズレがなければ活躍できます。
一方で自社サービスの開発となるため、優先すべき内容がSEとWEBエンジニアで違いがあります。
- 厳格な要件定義
- 設計書の作成
- 過剰な品質
上記の内容を優先するよりも、リリースして市場のニーズを知ることが大切という場面が多いのはWEBエンジニアならではでしょう。
WEBエンジニアのことを「自社開発SE」とも呼ばれますが上記と同様に「SE」とはまったく違う働き方となります。
具体的には後述する「WEBエンジニアに合わない人」を確認してください。
WEBエンジニアの仕事内容
WEBエンジニアはWEB系企業と呼ばれるインターネットを活用したビジネスの開発者となります。
たとえば、次のようなWEB系企業のシステム開発を行います。
- WEBメディア:Yahoo!ニューズ、SmartNews、NAVERまとめなど
- ショッピングサイト:Amazon、楽天、ZOZOTOWNなど
- WEBサービス:GoogleやYahooなどの検索エンジン、路線案内、天気予想など
もちろん自社内開発のため客先常駐はありません。
WEBエンジニアに合わない人
WEBエンジニアはSEのように工程がなく分業もしていません。
そのため幅と深さのあるITスキルが求められます。
技術が好きでない人はおすすめできません。
- ずっと開発している自分がイメージできない人
- 技術を追求出来ない人
- 要件定義や設計ができない人
- ビジネスに対する貢献意欲がない人
「自分に合わないな・・・」と思った方は「上流工程ができるSIer」がおすすめです。
WEBエンジニアに合う人
- 40才も50才も開発エンジニアでいたい人
- githubやQiitaの情報を読んで試している人
- 自社サービスの成長を「本気」で実現したい技術者
WEBエンジニアに興味を持った方は「SE転職先を決めたらすべきこと」に進んでください。
SE転職先その2:「SEとしてキャリアアップしたい!」という人は上流工程ができるSIerがおすすめ
「SEとしてキャリアアップしたい!」「上流工程の経験を積みたい」という人は上流工程ができるSIerの転職がおすすめです。
特に下請けの仕事や客先常駐が多く不満を持っている方は大手SIerに転職しましょう。
なぜなら下流工程ばかりのキャリアでは
- 給料があがらない
- キャリアアップができない
- 年齢とともに市場価値がなくなり、リストラ対象&内定がでなくなる
など、非常に大きなリスクがあるためです。
上流工程ができるSIerの仕事内容
上流工程ができるSIerは100人以上の大企業・中堅企業となります。
上流工程を経験したいなら、中堅企業か100人以上の大手SierにSE転職を目指しましょう
注意点としては次のように会社の規模に応じて担当する仕事の大きさが違います。
- 大企業のSIer:設計、開発はせず、プロジェクトマネジメントが中心
- 中堅企業のSIer:要件定義、設計、開発が中心
企業規模が小さいとノウハウが少なく下請け案件の可能性もあります。
大手過ぎるとマネジメントばかりとなり、高いストレスにさらされます。
上流工程ができるSIerに合わない人
基本的にSEの仕事を上手くこなせる方は上流工程ができるSIerでも活躍できます。
あえて上流工程ができるSIerに合わない人は次のようになります。
- スケジュール管理が苦手な人
- 「調整」が苦手な人
もし、「自分に合わないな」と思った方は「社内SE」がおすすめです。
上流工程ができるSIerに合う人
- ルールを作ることが好きな人
- コミュニケーションが好きな人
- スケジュール管理が得意な人
上流工程ができるSIerに興味を持った方は「SE転職先を決めたらすべきこと」に進んでください。
SE転職先その3:「みんなの役に立ちたい!」という人は社内SEに適性あり!
「頼られたい!」「自社のために頑張りたい」という方は社内SEがおすすめです。
開発スキルとは別に、システムの運用スキルや社員とのコミュニケーション力が求められます。
社内SEは人気で大手SIerやITコンサルタントからも社内SEに応募するため、しっかりと対策していきましょう。
社内SEの仕事内容
社内SEの仕事内容は企業規模にや企業文化に合わせて様々です。
おおむね情報システム部門に配属されることが多いですが、役割や立場は企業によってまったく違います。
そのため求人サイトの募集要項だけで転職先を決めるのは危険です。
情報システム部門が弱い立場であったり、ただの雑務であったりする可能性があったりするため転職エージェントに頼りましょう。
仕事内容としては以下のように様々です。
- 会社のパソコンや携帯電話を管理
- 企業戦略に合わせた情報戦略を立案・推進
- 社内システムの構築
- 業務フローの改善
社内SEに合わない人
社内SEは直接的な収益を上げず人件費やサーバー費用などコストを発生させるコストセンターとなります。
「オレが!オレが!」と成果をあげたい人は社内SEに合わないでしょう。
他にも再転職するときに市場価値が激減するため、ITスキルや経験を十分に積んだ上で社内SEを選ぶことをおすすめします。
もし合わないなと感じた人はWEBエンジニアをおすすめします。
社内SEに合う人
- 企業や人を「サポートしたい!」と思うサポーター的な性格の人
- 技術スキル、経験、知識が高い人
- 人を巻き込んで調整できる人
社内SEに興味を持った方は「SE転職先を決めたらすべきこと」に進んでください。
SE転職先その4:もっと自由を!という人はフリーランスエンジニアがおすすめ
時間や場所に縛られずに自由に働きたい!という方はフリーランスエンジニアしかありません。
あなたのスキルが直接市場価値となり、大きく稼げる人もいます。
スキルといっても、見積もり力・営業力・経営視点など開発力以外のスキルも必要となりますのでご注意ください。
ちなみにフリーランスエンジニアは「IT個人事業主」や「フリーエンジニア」とも呼ばれますが、同じ意味です。
フリーランスエンジニアの仕事内容
SEからフリーランスになる人は仕事は幅が広い傾向です。
なぜならSEは、
- プロジェクト管理
- システム開発
- コンサルティング
- Web制作
- Webライティング
- 請負開発
- SESとして支援
などと、応用できる能力が広いためです。
得意な領域を選べば問題ないでしょう。
フリーランスエンジニアに合わない人
フリーランスエンジニアは全ての責任が自分となります。
受発注や経理、法務的な面も対応する必要があります。
経理や法務などアウトソーシング可能ですが、根本の理解がなければ判断がつかないため基礎知識は必須です。
他にもビジネススタンスによってはフリーランスに向かない人もいます。
具体的には次のような人には向きません。
- 働いた時間によって給料がもらえると思っている人
- お金の収支に鈍感な人
- コスト意識がない人
- コミュニケーションが下手な人
フリーランスエンジニアに合う人
フリーランスエンジニアとして活躍できる方は下記のような方です。
- 自分を律することができる人
- 好奇心が旺盛で、新技術の習得のために勉強を欠かさない人
- コミュニケーションが円滑な人
もしフリーランスSEとして独立すれば現在の給与よりも大きく稼ぐことができます。
年収として800万円〜1,000万円近くを目指せる人も少なくはありません。
ITエンジニアは独立が可能な職種です。
少しでも興味がある方はぜひ深堀りしましょう。
ちなみにフリーランスエンジニアについては筆者が経験し、様々なメリットやデメリットを感じてきました。
特にデメリットの把握は必須です。
フリーランスエンジニアに興味を持った方は「SE転職先を決めたらすべきこと」に進んでください。
SE転職先その5:開発よりもお客様の役に立ちたい!という方はセールスエンジニアまたはITコンサルタント
「プログラミングは苦手だな。。」と思う人は異職種から探しましょう。
具体的にはセールスエンジニアやITコンサルタントがおすすめです。
これまでのITの専門性を活かすことがでクライアントに対して質の高い提案ができるためです。
またライバルも少くアドバンテージがあります。
セールスエンジニアまたはITコンサルタントの仕事内容
クライアントの業務や悩みをヒアリングし改善案を提案することが仕事内容となります。
セールスエンジニアとITコンサルタントの違いは、大雑把に説明すると次のようになります。
- 受注前に提案する:セールスエンジニア
- 受注後に提案する:ITコンサルタント
受注後に提案するITコンサルタントの方がお金をもらい提案するため、分析・解決案に時間・費用をかけて提案します。
セールスエンジニアまたはITコンサルタントに合わない人
営業やコンサルタントはクライアントの前に出る機会が多くなるためどうしても
- 高ストレス耐性
- 高い問題解決能力
が求められます。
このような理由から次の人はセールスエンジニアやITコンサルタントには向きません。
- 問題解決が苦手な人
- 顧客からのストレスに弱い人
- 聞き役が苦手な人
- クライアントの仕事内容に興味がない人
セールスエンジニアまたはITコンサルタントに合う人
SEの中には「クライアントのために頑張る!」という人が多くいます。
そのような人は大活躍する傾向にあります。
具体的には次のような人です。
- 開発よりもコミュニケーションが好きな人
- お客様の課題解決や喜ぶ顔を見ることがモチベーションにつながる人
- 年収を上げたい人
- 開発が苦手な人
転職先が決まったら「次に何をすべきか?」紹介していきます。
SE転職先を仮決めしたら「相談」することが「超」重要
SE転職先をアバウトに仮ぎめしたら情報収集をしましょう。
SEの転職者を何人も支援し見届けてきた転職エージェントがおすすめです。
ここで、「めんどくさ」と思った人は要注意です。
そういった人に限って求人サイトや情報サイトを時間かけて調べます。
しかし、転職の決め手となる情報は出てきません。
少なくとも100人以上にアドバイスしてきた筆者の見解では
SE転職で成功している人は「相談」を積極的にしています。
相談しない人は
- ワンマン社長だった
- ブラック企業だった
- 保守的な企業体質で挑戦できなかった
- 営業が強くエンジニアは立場的に弱かった
などの理由で2年程度で再転職しています。
ところで転職エージェントは430以上あります。
その中で私がおすすめするとっておきの転職エージェントを次で説明してきます。
SE転職に強いアドバイザーがいるおすすめ転職エージェント
ここでは私が厳選して、実際に利用したり同僚におすすめした転職サービスを紹介していきます。
しかし、転職サービスを利用するにあたり注意点があります。
それは複数の転職サービスを利用することです。
なぜなら
- アドバイザーによってスキルの差がある
- 情報の質と量は両立することができない
- 1つでは客観的に判断しづらい
ためです。
筆者のおすすめは2つ利用することです。
厳選した転職サービスを次のように表でまとめました。
[SE転職_おすすめ転職エージェント表]
よく「登録したら会社にバレるのでは?」と聞かれますが、原則ありえません。
実際、私も採用担当として転職サービスの登録者を見ていますが個人情報は見れません。
また、「まだ転職することを決めてないのに利用していいの?」という方もいますが大丈夫です。
むしろ決まってない人の方が多いです。
転職したい旨を伝えるとアドバイザーからいろいろ質問してくれます。
SE転職でよくある質問とその回答
SE転職を検討している方からよく聞く質問をまとめました。
私が見聞きしてきた範囲でお答えしていきます。
ご参考にしてください。
未経験からSEへ転職できますか?
未経験からSEへの転職は可能ですが、プログラミングスキルがないと雑務をさせられる会社もあります。
最低限のプログラミングスキルを付けておきましょう。
おすすめはプログラミングスクールです。
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3ヶ月程度の受講で内定率の入社後の仕事内容も大きく変わってくるでしょう。
大手SIerへの転職はおすすめですか?
上流工程が担当できると年収があがりキャリアップもしやすくなりますのでおすすめです。
ただし、超大手に入社するとプログラミングはほぼできません。
進捗管理やクライアント折衝が中心となります。
「管理者志向」の方にはおすすめですが「技術者志向」の方にはストレスフルとなるでしょう。
もし「開発もしたい!」ということであれば準大手がおすすめです。
SEから公務員への転職はおすすめですか?
SEからキャリアチェンジをしたいのであれば地方公務員の一般募集枠に応募することをおすすめします。
応募資格が30代前後ですのでお気をつけください。
30代を超えると民間企業経験者枠となり、システムの企画・運用の仕事になる可能性が高いです。
不具合が起きれば新聞沙汰になる可能性もあるため非常にストレスフルでしょう。
慎重にご検討することをおすすめします。
まとめ
この記事では、転職に悩んでいるSEへリスクやメリット、転職を具体的に前に進める方法を紹介していきました。
SE転職の一番大きなリスクは「行動しないリスク」です。
10年、20年と働き続けるイメージはないものの、転職してやりたいことが見つからず時間だけが過ぎていく人が多くいます。
このように行動せず年を重ねると、年を重ねた分だけ市場価値を高める必要があり、転職を難しくします。
「正しい行動」を「いま」することが成功のコツです。
ぜひ良い転職をしてください!
IT業界全体で転職を考えているかたは下記の記事もご参考にどうぞ。
より広い職種と業種の転職方法を紹介しています。