グーネットやカーセンサーなどで中古車探しをしていると遠方で気になる車が見つかるケースありませんか?
整備士である筆者には
「中古車の取り寄せで失敗はしないのかな?」
「取り寄せにかかる費用はいくら?」
「取り寄せてイメージと違ったらキャンセルできるの?」
と中古車取り寄せの質問をよくもらいますが、正直5000台の整備をしてきた筆者でも画像だけでは判断がつきません。
つまり、中古車取り寄せのリスクは非常に高いことは必ず理解してください。
ただし、リスクを抑える買い方はあります。
この記事では「お気に入りの中古車を手に入れたい!」という気持ちに応えられるよう、実体験を交えながらリスクの低い購入方法について解説していきます。
失敗したくない方は必ず最後までお読み下さい。
極上の中古車を見つける裏技
インターネットに掲載されている中古車はごくわずか。
中古車は毎日売り買いされ非公開な車両は膨大にあります。
特に極上車はインターネット掲載せずとも売れるため「非公開車両」が多く存在します。
この非公開車両を狙いましょう。
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Contents
中古車の取り寄せは「原則」おすすめできない!購入前に知っておくべき注意点4個
いきなり中古車の取り寄せを否定するかのような滑り出しですが、結論から申しますと「あえて中古車を取り寄せる必要性はない」ということになります。
取り寄せは実車の確認があまりできないなどのリスクがあるため、後程ご紹介する「注意点4個」に該当する方は、わざわざ取り寄せてまで中古車を買う必要がありません。
【取り寄せる必要がないケース】
- 欲しい中古車の流通量が多い
- 中古車購入に急を要していない
- じっくり品定めしてから購入したい
取り寄せる必要がないケースにあるように、中古車市場に多く流通しているような中古車を他県から取り寄せるのは少し安易な考えかもしれません。
なぜなら中古車を取り寄せる際の陸送費、下見に行く際の交通費など、車両価格以外のコストが掛かってしまうからです。
中古車情報サイトに掲載されている中古車は、日々流動的に在庫が入れ替わっています。
「昨日はなかったけど、今日は欲しい車がある!」なんてことが日常的にありますので、流通量の多い中古車は新着情報を待って近場で購入することをおすすめします。
逆に言えば上記以外のケースであれば取り寄せる必要性が出てきますので、どうすべきか解説していきます。
ここからはより具体的に中古車を取り寄せる前の注意事項をご紹介していきます。
注意点1:取り寄せのキャンセル・返品が難しい
遠方から取り寄せる場合は、納車後の返品が難しくなります。
陸送前であれば無料でキャンセルできる可能性がありますが、運搬後の返品となると高額な往復分の陸送費用と、別途手数料(キャンセル料)を支払う必要がでてきます。
注意点としては、車両や販売店の対応に不備がある訳でもなく、「自己都合」でのキャンセルは原則受け入れられることはありません。
すでに名義変更が完了している状態ですと「契約は完了している」ということになりますので、車両に気に入らない部分があったとしても返品することは難しいと言えるでしょう。
※契約書にキャンセル・返品に関する事項が記載されていますので、事前によく確認しておきましょう。
注意点2:遠方でのアフターサービスで不便
他県など気軽にアクセスできないような距離感ですと、日常的なアフターサービスを受けることが不便になってしまいます。
「オイル交換無料」「洗車無料」「日常点検無料」など、中古車購入に付随してくる便利なサービスも利用できなくなってしまいますので、購入後の手厚いメンテナンスも希望する方にはおすすめできません。
注意点3:陸送費など余分な取り寄せ費用が掛かる
購入場所から遠ければ遠いほど、車を運搬するための費用負担が大きくなってきます。
中古車検索サイトを活用して割安に中古車を購入できたとしても、輸送費に掛かる費用を考えると近場の販売店で購入する方が得策と言えるでしょう。
【陸送費 例】
東京⇔横浜 約20,000円 東京⇔名古屋 約35,000円 東京⇔大阪 約40,000円 東京⇔福岡 約57,000円
注意点4:実車を見ることができない
中古車購入の要となる実車確認が何度もできないというのは、大きなデメリットと言えます。
他県などの遠方からの取り寄せとなると、販売店で現車確認ができるのはせいぜい契約書の手続きを行う1回のみとなります。
その他の細かい部分については販売店とのメールのやり取りで写真確認を行う程度にとどまります。
細かな擦り傷、シートのへたりなどは実車確認でないと分かりづらいのが難点です。
ここからは、中古車を取り寄せしても良いケースをご紹介していきたいと思います。
中古車を取り寄せしてもOKなケースは全部で3つ!
中古車の取り寄せをおすすめできない理由というのをご紹介してきましたが、「中古車の取り寄せはおすすめできない!購入前に知っておくべき注意点4個」の中で触れた下記の3項目に当てはまらない条件も存在しますので、取り寄せてもOKなケースと併せてご覧ください。
【中古車を取り寄せてはいけないケースはこの3つ】
- 欲しい中古車の流通量が多い
- 中古車購入に急を要していない
- じっくり品定めしてから購入したい
では早速、取り寄せしても良いケースをご紹介していきます。
ケース1:希少性の高いレアな車
発売当時に不人気車で販売台数が少ない場合、後にレア車として希少価値が上がるケースが存在します。
中古市場でも在庫数が少ないことから、希望条件に当てはまる車両も必然的に少なくなりますので、そのような場合は取り寄せが必要になってきてしまいます。
他には20年以上前の人気車で、走行距離が少なかったり、内外装の状態が良い中古車というのも希少性が高く人気となります。
見つけたらすぐに連絡してアポを取っておきましょう。
ケース2:流通量の少ないカラーやオプション搭載車
年式の新しい車種でも、珍しいボディーカラーやオプションを搭載している車というのも中古車市場では探し出すのが困難なケースと言えます。
世の中に多く流通している車は、世間一般的に人気のモデルとなりますので、希望する車のカラー、オプション設定が少ないようであれば取り寄せる必要が出てきます。
【希少カラー例】
- ライムグリーン(トヨタ・プリウス)
- シャンパンゴールド(レクサス・IS)
- カーキ(日産・エクストレイル)
【希少オプション例】
- サンルーフ
- MT(マニュアルトランスミッション)車(MT設定のある車に限る)
- 限定車・特別仕様車
参考までに、日本でよく売れている人気のボディーカラーを掲載いたします。
下記のようなボディーカラーは流通量が多いので、取り寄せまでする必要がないと言えます。
- ホワイト
- ブラック
- シルバー
次に、どうしても中古車を取り寄せする際の品質が気になる方へ、高年式で走行距離の少ない新古車をご紹介したいと思います。
コラム:取り寄せが不安な方は新古車を選ぼう!
新車販売を主とするディーラーなどに在庫している「新古車」は、高年式で低走行車なものが多くハズレが少ないというメリットがありますので、取り寄せに不安がある方は新古車の中から探しましょう。
新古車は新車登録後に試乗車や展示車として使われており、「新車のサンプル」として丁寧に扱われている点がハズレの少ない理由となります。
ほぼ新車の状態の車であれば、全国各地から取り寄せたとしても安心して乗り続けることができるのです。
また、販売店がメーカー系列のディーラーであれば、その後のメンテナンスも他のディーラーにお願いしやすいという点もメリットと言えるでしょう。
続いては中古車を取り寄せる際の3つのポイントをご紹介です。
取り寄せる場合の3ポイントアドバイス
実際に中古車を取り寄せるとなった場合、購入前に注意しておきたいポイントがあります。
仮に注意事項の確認を怠った場合、購入後に「よく見ると傷や劣化が多い」「想定外の修理費用が発生した」など後悔してしまうことになりかねません。
中古車とは言えども高額な商品ですので、下記の内容を十分理解してから取り寄せましょう。
アドバイス1:県内なら実車を見に行く
中古車を取り寄せる際に一番抑えて欲しいポイントは、「実車を見に行く」ことです。
県内であれば1回以上は車や電車を利用して見に行けるかと思います。
面倒くさいからと疎かにせず、県内であればなるべく多く実車を見に行きましょう。
初心者の方は販売店の担当者のアドバイスに従って現車確認を行いましょう。
その際、購入をせかすような素振りを見せたり、質問してもうやむやにするような販売店は避ける方がベターと言えます。
アドバイス2:塩害・積雪・火山灰は要注意!地域の環境は要確認
販売店が沿岸地域であったり、積雪地域の場合はボディーや下廻りのサビのチェックをしておきましょう。
他には火山灰が降り注ぐような地域もボディーの塗装を傷める原因となりますので、サビと同様に注意が必要です。
初心者の方は確認することが困難かと思いますので、そういった地域は初めから除外しておくと良いでしょう。
アドバイス3:信頼できる店舗で取り寄せしよう
「実車の確認」「地域の選定」もよく分からない!といった方は、信頼できる販売店での購入を心がけましょう。
今では口コミなどインターネットを通じて検索できますので、評判の良い販売店で購入することが最終的に「安心」を買うことになります。
遠方の販売店でも横の繋がりで他県でもアフターサービス対応可能な店舗があるかもしれませんので、まずは気軽に相談してみましょう。
続いては、「信頼できるお店」を引き続きご紹介していきたいと思います。
取り寄せリスクが低いおすすめの販売店3つ
5万円という格安の中古車だからこそ、リスクを最小限に抑えるためにも信頼のできる販売店に相談しましょう。
中古車を購入するためのルートは色々なパターンがありますので、下記のおすすめベスト3を参考にしてみてください。
おすすめNo1:中古車販売台数No1のガリバー
中古車販売実績No.1の実力を誇るガリバーは、中古車を取り寄せる際も心強いパートナーであります。
中でもガリバー独自の画像販売システム「ドルフィネット」を活用すれば、中古車の外装や内装のキズやへこみなどを画像で判断することができるのです。
キズの程度はもとより、車両全体の情報を開示しておりますので、安心して車選びを進めることができます。
ガリバーでは毎日500台にも及ぶ入庫車両があるため、中古車探しにこだわりの条件がある方にもおすすめしたいサービスとなっております。
[st-out]★アフィリンクにする[/st-out]
おすすめNo2:県内の大型中古車販売店
全国展開していない中古車販売店でも、県内では誰もが見たり・聞いたりしたことのある販売店というのが存在します。
ラジオや折り込みチラシなどを活用し、地域に根付いた販売店というのは、長年地元で積み重ねた実績と言えるでしょう。
販売店ならではのきめ細やかなサービスや、家族連れを意識したイベントなどをたくさん開催しているのも特徴的です。
過去の実績と、ユーザーのニーズにとことんこだわる地域密着型の販売店は、「こんな中古車が欲しい!」という方にとてもおすすめなのです。
【販売店例】
販売店名 | 地域 |
---|---|
リバーサイド | 神奈川県 |
オートベル | 静岡県 |
VERSUS | 三重県 |
おすすめNo3:ディーラー系中古車販売店
新車販売が主となるディーラー系の中古車販売店は、高品質車両を求める方にとてもおすすめです。
特に展示車や試乗車として取り扱われていたいわゆる「新古車」が狙い目で、新車と遜色ない良質な中古車であると言えるでしょう。
また、ディーラー独自の厳しい認定基準をクリアした「認定中古車」も安心を買いたいユーザーからすると見逃せない中古車となります。
「高年式中古車が欲しい」「長く乗りたい」といった方はディーラーにお世話になると良いでしょう。
メーカー別のWebサイトを下記に掲載しておりますので、参考にしてみてください。
トヨタU-car
トヨタ系の車種を中心に全国2,000店舗で中古車販売を展開しております。
購入後は1年間走行距離無制限のロングラン保証を受けることができます。
故障の際は全国約5,000ヵ所のトヨタテクノショップでの修理を受けることができる便利なサービスとなっています。
日産認定中古車
全車種プロの検査員が評価した安心の高品質車両を取り揃えています。
走行距離無制限の1年間保証付きで、購入後も安心して乗ることができます。
「プレミアム認定中古車」という厳選されたハイクオリティの中古車もラインナップしており、こちらは2年間の無料保証付きとなっています。
>NISSAN 認定中古車|認定中古車|日産公式中古車検索サイト
ホンダオートテラス
すべての車両に最大1年間の走行距離無制限の保証が付きます。
必要に応じて3ヵ月無料の保証プラン「ホッと保証ライト」をお選びいただけます。
さらにワンランク上の高品質中古車をお求めの場合は、「5STARSセレクション」という厳しい審査基準をクリアした中古車がおすすめです。
>Honda(ホンダ)の中古車を買うならホンダオートテラス【Honda認定中古車検索サイト】
コラム:中古車を取り寄せる際の2つのテクニック
実際に中古車を取り寄せる場合、少しでも費用を抑えるために下記の2項目を抑えておきましょう。
安く購入できる時期に取り寄せる
購入時期に関しては、車業界の決算期である「3月」「9月」の翌月がおすすめです。
販売店に展示している中古車は繁忙期を過ぎ、在庫として余ってしまった中古車となりますので値引き交渉がしやすくなります。
購入条件の交渉
一番シンプルではありますが「今すぐにでも欲しい」「取り寄せてまで欲しい」という意思を強く伝えましょう。
どんなに購入時期やタイミングが良くても、「買いたい!」という気持ちが伝わらなければ販売店も中々首を縦には振ってくれません。
会話の節々に「なぜこのお店なのか」「車が欲しい理由」を伝えると良いでしょう。
大幅な値下げは期待できないかもしれませんが、輸送費やメンテナンスなどの面で少しでもお買い得になるよう交渉してみましょう。
まとめ
今回は中古車の取り寄せというレアなケースをご紹介してきました。
「欲しい中古車がレアな車」「流通量の少ない中古車」など、こだわりが多ければ多いほど近場で中古車探しをすることが難しくなってきます。
気になる中古車が遠方であれば実車確認も難しくなってきますので、信頼のできる販売店が中古車を取り寄せる上でキモになってきます。
記事の中にある「信頼できる販売店選び」「取り寄せてはいけないケース」を是非とも参考にしていただき、あなたに最適な一台に出会えることを切に願います。
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