社内報とは?目的と効果的な運用方法のコツを紹介

会社内で社内報を運営するにあたり、目的や内容、運用方法に悩んでいませんか?

筆者は約10年ほど人事を経験し、経営企画室と共に社内報作成のための企画提供や写真提供などを行ってきました。

その経験からお伝えすると、社内報の目的を明確にして運営しなければ運用効果を測りにくくなりますし、読まれる工夫を施さなければ社員に全く読まれない状態に陥ります。

つまり、読まれる前提に立って社内報を運用するのではなく、どうすれば読まれるのかを意識しながら運用する必要があります。

この記事では、筆者の経験をもとに読まれる社内報について紹介していきます。

もし社内報を効果的に運用したい方はぜひ最後までご覧ください。

社内報とは?導入目的から社内報の役割を知ろう

社内報とは、会社で行われる行事や企業理念、経営陣の熱い想いなどを伝える社内広報であり、定期的に刊行される情報誌のことを指します。

社内報を作成、配布する目的は企業理念の共有と情報共有であり、社員が一体感を持つことが目的となるケースが大半でしょう。

活躍している社員や事例を紹介することで、評価軸を表現できるだけではなく、内定者に社内報を送付することで「あなたもわが社のメンバーだ」と伝える役割をも果たしています。

古風な企業であれば内定状の代わりに社内報を送っていることもあり、内定者フォローの一貫としても活用されることもあります。

そのような熱い想いの集まった社内報ですが、現実は

  • 特定のページが読まれている
  • 全く読まずにカバンや机に片付けられている

が現状ではないでしょうか。

社内報の目的である理念共有を念頭に置きつつも、読まれなければ意味がありません。

効果的な社内報を運用するためにも読まれる社内報を目指しましょう。

次は、紙媒体とWEBの社内報どちらがいいかについて解説します。

紙とWeb、どっちがいい?

社内報を発信する手段として、紙媒体が良いかWeb媒体が良いかは「どちらの媒体を使った方が読まれるか?」を念頭に決めましょう。

紙とWebの社内方のどちらにもメリットデメリットがあります。

紙媒体は確実に手元に届きますが、中身を読むかは分かりませんし、どれくらい読まれたかを把握するのは困難です。

他方で、社内イントラネットなどWebでの掲載は社内報を開くかどうか疑問が残るでしょう。

メリットとしては、どこがどのくらい読まれたかを把握することが可能です。

Webの方が発行や修正ら簡単なため運用者は楽でしょうが読まれなければ意味がありません。

そのため、社員数1万人以上の企業でも紙媒体を使っているケースがある一方で、従業員規模が299名以下の中小企業でもWEBを活用していることがあります。

確実に社内報を社員に読んでもらおうと考えた場合には、紙媒体とWEBの併用も手段の一つです。

次では、どのように社内報に興味をもって読んもらうかといったコツを紹介していきます。

社内報をうまく運用するコツ

社内報をうまく運用するコツとして、社員が知りたいと思っている情報を先に入れていくことが重要です。

読まれない社内報になってしまっては、せっかくかけた費用と手間が無駄になってしまいます。

社内報を上手に運用するためには下記のように社員の興味を引きつける内容にしましょう。

  • 活躍している若手社員を特集する
  • 定期的に頻度高めに発行する
  • 新入社員紹介は顔写真付きで公開する
  • アンケートを取り振り返りを行う
  • 企画を柔軟に変更する

読まれる社内報のコツと、アフターフォローなどについて解説します。

活躍している若手社員を特集する

社内報では、活躍している若手社員を特集するようにしましょう。

なぜなら、社内報の読者は圧倒的大多数が一般社員となっているためです。

役職者よりも一般社員の方が多いので、一般社員を中心に取り上げると読まれやすくなります。

また、若手を紹介すると本人や周囲の喜びが出やすく、社内報が読まれやすくなる効果もあります。

社内報を作成する経営企画室や情報提供元の人事部門は役職者にフォーカスしがちですが、読者を意識することによって内容をアレンジするクセをつけるようにしましょう。

活躍している若手社員を特集することで若手のモチベーションアップにもつながっていきます。

定期的に頻度高めに発行する

社内報は月に1冊などの頻度が設定されていると思いますが、増刊号の企画なども考えてみましょう。

なぜなら、いつも同じペースで発行していると、意外性がなくなるためです。

月に1冊のペースで発行しつつも、会社が増収増益した喜ばしい時や、表彰されたときなどには増刊号を出すようにしましょう。

給与アップの他にも様々な取り組みが活発すると「うちの会社、活気があっていいな」と会社に対して好意的になるでしょう。

新入社員紹介は顔写真付きで公開する

新入社員紹介は顔写真付きで公開するようにしましょう。

なぜなら、どんな新人が入ったのかは全社員が注目しているためです。

新入社員の趣味の話や、仕事内容を記載することで社員間のコミュニケーションを促す効果もあります。

社員が社内ですぐに使えるネタを提供するためにも、新入社員紹介を行いましょう。

アンケートを取り振り返りを行う

アンケートを取ることによって、どのような職層の社員が熱心に社内報を追いかけてくれているかを理解することができます。

特に紙の社内報では巻末にアンケートをつけることで振り返りが可能になるだけではなく、読了率の確認にもなります。

読まれていない社内報はアンケートが全く帰ってこないためです。

アンケートを取り、振り返りを行いつつ読者の反応を確認しましょう。

ちなみにアンケートをとり改善を積極的に進めていく場合はフィードバックの早いWeb版の社内報の方が早く改善が進みます。

企画を柔軟に変更する

社内報では企画を柔軟に変更するようにしましょう。

なぜなら、社内で注目されるネタは日々変化しているためです。

もしも思いつかない場合には、時事ネタは読まれる傾向にあるため、時事ネタと社内に動向を絡めるなどして共感性が高い文章を作ってみましょう。

毎回全く同じコンテンツでは社員側も飽きてしまいます。

企画を柔軟に変更することで注目を集めましょう。

次は、社内報におすすめのWebサービスについて解説します。

社内報におすすめのWebサービス

「社内報を効率的に発行して読まれるためにはどのような工夫が出来るのだろうか」と気になっていませんか。

紙媒体がメインとなっている会社ほど、Webサービスを活用することがおすすめです。

なぜなら、Webサービスは気軽に情報にアクセスできるため、紙媒体ではあまり読まれなかったケースでも興味を持ってもらえる可能性があるためです。

社内報の中身を充実させることも重要ですが、まずクリックして情報を得てもらうところから始めましょう。

社内報におすすめのWebサービスとして、以下のWebサービスがあります。

  • TUNAG
  • 社内報アプリ
  • NotePM

それぞれ、特徴を解説していきます。

TUNAG

TUNAG

TUNAGは会社と社員をつなぐ役割を果たす、という意味が込められたWebサービスです。

経営者の想いなどをブログ形式で配信することが可能となっており、アプリで気軽に閲覧することが可能です。

読者数なども確認することが可能となっており、双方向コミュニケーションが可能です。

社内報をすでに紙媒体で運用している場合、最も伝えたい部分だけを切り抜きで発信するなど、様々な取り組みが可能となっています。

TUNAGで経営理念共有を目指しましょう。

「TUNAG」公式サイトはこちら

社内報アプリ

社内報アプリ

社内報アプリは社内報を作成するためのとても便利なWebサービスです。

ブログやSNS感覚で社内報を運用することができ、ネットに詳しくなくとも感覚的に社内報作成が可能です。

社員がどこにいても社内報を活用できるマルチデバイスに対応しているため、出張中や会社からの帰り道などに社内報を見ることが可能な点も利便性が高くなっています。

社内報アプリで読まれる社内報作りを目指しましょう。

「社内報アプリ」公式サイトはこちら

NotePM

NotePM

NotePMは、社内にウィキペディアのような情報集約したサイトを構築できます。

シンプルなテキストで構成された情報を発信することが可能で、読み手が負担感なく情報にアクセスすることが可能です。

検索機能も搭載しており、過去の社内報を見直すことなども出来ます。

紙のように過去資料の保管場所の確保に苦労しなくて良い点と、過去資料を探す時間と手間を一気に省くことが出来るところが便利です。

書類保管業務や過去資料を探す手間を省けるため、社内報充実に時間を取ることが可能です。

ぜひNotePMを活用し、社内報で重要な理念の発信や読まれるコンテンツ作りを行いましょう。

「NotePM」公式サイトはこちら

まとめ

今回は、社内報について解説しました。

社内報は会社と従業員が経営理念など重要な考え方を共有するために発信されるものです。

紙とWeb媒体がありますが、併用することがおすすめです。

読まれる社内報を作成するコツは、以下の通りです。

  • 活躍している若手社員を特集する
  • 定期的に頻度高めに発行する
  • 新入社員紹介は顔写真付きで公開する
  • アンケートを取り振り返りを行う
  • 企画を柔軟に変更する

社内報運用におすすめのWebサービスは、以下の3つです。

  • TUNAG
  • 社内報アプリ
  • NotePM

自社に合った運用を考え、便利なツールを活用して読まれる社内報を目指しましょう。