中古車を初めて分割で購入する方は
「分割で中古車購入できるの?」
「どこでローンを組むと安いの?」
「分割回数はどう決めたらいいの?」
など悩みませんか?
結論からお伝えすると中古車を分割で購入することは可能ですが、「金利」「審査」「分割回数の決め方」はしっかりと理解する必要があります。
筆者は5,000台以上の中古車を扱ってきましたが審査に通らなかった人・支払いができなくなった人など多くの方を見てきました。
そこでこの記事では
- おすすめのローン会社(金利が低い借入先)
- 分割回数の決め方
- 金利のシミュレーション
など、初めての方でも安心して中古車購入に踏み切れるようアドバイスしていきます。
この記事さえ読めば、無茶な分割ローンはせずに済みます。
初めてローンを検討されている方は必ず最後まで読んで下さい。
Contents
中古車でも分割購入は可能!
中古車購入を検討している方は「少しでも安く車を買いたい」と思っている方が多いかと思いますが、中古車も新車と同様に自動車ローンでの購入が可能です。
自動車ローンを利用すれば「今欲しい」という理想を叶えてくれます。
- 子供が産まれた
- 子供が大きくなって車が窮屈になってきた
- 通勤で車が必要になった
上記のように、急に車が必要になるシチュエーションは多いかと思います。
自動車ローンを活用すれば、日々の生活費とのバランスさえ崩さなければ充実したカーライフを送ることができるのです。
ここからはより具体的におすすめしたい、自動車ローンの活用方法と、おすすめできないパターンをご紹介していきます。
クレジットカードの分割払いはおすすめできない
クレジットカード決済でも車を購入することは可能ですが、後程ご説明する3つのデメリットを考えるとおすすめはできません。
意外かもしれませんが、中古車購入の際も飲食店や家電量販店でカードを切るように、クレジットカードの利用さえ可能であれば利用できます。
一括購入はもちろん、リボ払いの設定をしていれば分割での購入もできてしまいます。
中古車とは言え、数十万~数百万円もする高額商品ですので、ポイントとして大量に還元されることはクレジットカードの大きなメリットとなります。
では実際にどんな点がデメリットなのか、ご紹介していきたいと思います。
まず一つ目が金利(手数料)の高さになります。
クレカがおすすめできない理由1:金利が高い
クレジットカードでリボ払いを利用すると、多くのクレジットカード会社では「実質年利15%」を金利手数料として設定しております。
これが銀行で融資を受けると2%前後のお得な金利で済んでしまうのです。
ディーラーローンでさえ4~8%くらいですので、いかにリボ払いの金利が高いかご理解いただけるかと思います。
さらにイメージしやすいよう、下記にリボ払いを利用する際の1年間の金利手数料を掲載いたしますので参考にしてみてください。
【10万円の中古車のケース】
100,000円×0.15(年利)=15,000円/年 ⇒ 1年間に15,000円の金利手数料が掛かる
銀行の場合は・・・
100,000円×0.02(年利)=2,000円/年 ⇒ 1年間に2,000円の金利手数料となる
【100万円の中古車のケース】
1,000,000円×0.15(年利)=150,000円/年 ⇒ 1年間に150,000円の金利手数料が掛かる
銀行の場合は・・・
1,000,000円×0.02(年利)=20,000円/年 ⇒ 1年間に20,000円の金利手数料となる
いかにリボ払いの金利が高いということがお分かりいただけましたでしょうか?
続いては、二つ目のデメリットとして延滞の可能性が出てくるということです。
クレカがおすすめできない理由2:限度額が極端になくなり支払いが滞る
普段の買い物に使用するくらいですと意識しませんが、クレジットカードには利用限度額というものがあります。
後先考えずに高額な車購入にクレジットカードを利用してしまうと、利用可能枠が大幅に少なくなってしまいます。
そのような状態で普段の買い物などにクレジットカードを利用すると、ある日突然利用限度額をオーバーして使えなくなってしまうことがあります。
毎月の公共料金の支払い、携帯料金の残高不足を初め、出張先のホテルや飲食店で使用できないなどの不都合が生じてしまいますので、利用限度額には細心の注意が必要です。
最後に、販売店がクレジットカード非対応のケースとなります。
クレカがおすすめできない理由3:中古車販売店がクレジットカード払いに未対応
全国的に見てもクレジットカード払いに対応している販売店はごくわずかとなります。
そもそも対応してる店舗が少ないということは、選べる車種も大幅に減ってきてしまいますので、クレジットカードでの支払は期待しないほうが良いと言えるでしょう。
続いては学生が自動車ローンを利用するケースをご紹介いたします。
学生は自動車ローンの申し込み条件を確認しよう
「若者の車離れ」なんて世間では言われておりますが、18歳で免許を取得して車を購入するという話は今でもよく聞きます。
ただし、免許を取得したから誰でも自動車ローンを組める訳ではありません。
「18歳で就職する方」「大学や専門学校に進学する方」は、これからご説明する自動車ローンの申し込み要件をよく確認しておきましょう。
【学生が自動車ローンを組める条件】
条件1:20歳以上の成人者であること
18歳で就職する方は収入があるので自動車ローンを組めると思われがちですが、親権者などの連帯保証人をつける必要があります。
安定した収入があっても未成年者は単独で自動車ローンを組めないということに注意しましょう。
条件2:収入があること
当然のことながら、自動車ローンを組むのであれば収入があることが大前提になってきます。
これは会社員だけでなく、派遣社員やアルバイトの方でも収入さえあれば自動車ローンを組むことができます。
ただし、収入に応じて借入額が変わってきますので覚えておきましょう。
条件3:過去にローンの未払いがないこと
見落としがちな注意点としては、未成年の方に多い「携帯料金の未払い」も自動車ローンの審査に影響してきますので気を付けましょう。
高額なスマホを分割払いで購入するパターンが今の時代の主流となっていますが、金額は違えど立派な「ローン」ですので、延滞などの未払いをしてしまうと信用情報機関にしっかりと履歴が残ってしまうのです。
【日本信用情報機構】
URL:https://www.jicc.co.jp/kaiji/about-kaiji/index.html
【CIC】
URL:https://www.cic.co.jp/confidence/posession.html
続いては、自動車ローンにおすすめな銀行の自動車ローンをご紹介します。
中古車の分割払いなら銀行の自動車ローンが低金利でおすすめ!
後程、詳しい金利比較をご紹介いたしますが、中古車を分割払いで購入するには銀行の自動車ローンが金利面での恩恵を受けることができますのでおすすめです。
「クレジットカードの分割払いはおすすめできない」でご紹介したように、普段の買い物程度の少額であればリボ払いが便利で使いやすいかと思いますが、数十万円以上もする中古車購入では金利の数%というのが毎月の返済額に大きく影響してきます。
では実際に、どのくらい金利面で違いがあるのか下記にご説明いたします。
金利比較で分かるおすすめの自動車ローンランキング
ローンを組む際に、銀行の金利が安くておすすめということを繰り返しご説明してきましたが、より分かりやすいよう、おすすめの借入先ランキングを金利の相場と併せて一覧表に記載いたします。
【借入先別の金利相場比較】
ランキング | 借入先 | 金利の相場 |
---|---|---|
1位 | 銀行 | 1~2%台(変動金利) |
2位 | 信用金庫 | 2~3%弱(変動金利) |
3位 | JA | 2~4%(変動金利) |
4位 | ディーラーローン | 3~10%(固定金利) |
5位 | 販売店独自の自社ローン | 0% ※ |
※:販売店独自の自社ローンは、金利を0%としている販売店が多い反面、高額(100万円以上)な中古車には対応していない場合があります。また、金利が0%な分、車両代金に上乗せされている可能性もありますので、世間相場と比較して高すぎていないか確認しておきましょう。
続いては、銀行別の金利をまとめましたのでご覧ください。
銀行の自動車ローンまとめ
金利比較でも分かる通り、自動車ローンを利用する場合は銀行系が金利面での恩恵を受けることができますのでおすすめです。
ただし、金利優遇のメリットがある分、「過去にローンの支払いで延滞をしている方」「すでに借入額が多い方」「収入が安定しない方」などは審査が厳しくなってきますので注意が必要です。
審査に落ちやすい条件については後程詳しく解説いたします。
下記に銀行別の商品名と金利のご紹介をいたしますので、参考までにご覧ください。
【銀行別の金利比較表】
銀行名 | 商品名(URL) | 金利 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | ネットDEマイカーローン | 1.70~2.45%(変動金利) |
みずほ銀行 | 多目的ローン | 5.875%(変動金利) |
三井住友銀行 | マイカーローン | 4.475%(変動金利) |
りそな銀行 | マイカーローン | 4.475%(変動金利) |
住信SBIネット銀行 | MR.自動車ローン | 2.775~3.975%(変動金利) |
横浜銀行 | マイカーローン | 1.25~2.3%(変動金利) |
静岡銀行 | マイカーローン | 3.3~5.3%(変動金利) |
続いては、実際に具体的な金額を用いて返済額のシミュレーションをしてみたいと思います。
分割シミュレーションで返済額チェック(100万円の自動車ローンの場合)
分割払いのシミュレーションとして、100万円の中古車を購入した場合のケースで解説していきたいと思います。
分割回数が少ないほど支払総額は少なくなりますので、金利の手数料は少なくなります。
ただし、毎月の支払額は多くなりますので、毎月の生活費とのバランスをよく確認しておきましょう。
金利の違いでも支払額は変わってきますので、なるべく金利の安い借入先を選ぶことが自己負担を減らすカギとなります。
【分割払いシミュレーション】
分割回数 | 金利 | 毎月の支払い額 | 支払総額 |
---|---|---|---|
12回(1年) | 2.0 | 84,239円 | 1,010,868円 |
3.0 | 84,694円 | 1,016,328円 | |
5.0 | 85,607円 | 1,027,284円 | |
24(2年) | 2.0 | 42,540円 | 1,020,960円 |
3.0 | 42,981円 | 1,031,544円 | |
5.0 | 43,871円 | 1,052,904円 | |
36(3年) | 2.0 | 28,643円 | 1,031,148円 |
3.0 | 29,081円 | 1,046,916円 | |
5.0 | 29,971円 | 1,078,956円 | |
60(5年) | 2.0 | 17,528円 | 1,051,680円 |
3.0 | 17,969円 | 1,078,140円 | |
5.0 | 18,871円 | 1,132,260円 |
金利が2%と5%とでは、毎月の支払額が約1,300円も変わってきます。
年間では15,000円もの違いになりますので、金利1%でもあなどれません。
次に自動車ローンの分割回数について考えていきましょう。
手堅く考えよう!分割回数の決め方で押さえておきたいポイント
分割回数(期間)と月々の支払い金額はシーソーの関係ですので
「分割回数をどのようにきめたらいいの?」
と悩まれる方は多くいます。
表題にもありますが、「手堅く」というのがとても重要です。
ローンの鉄則は
- 「安く・長く」借りて
- 「早く」返す
がです。
これを中古車の分割で考えると次の3つのポイントで分割回数を決めることになります。
- 分割回数は購入する中古車の利用期間以内にする
- ボーナス払いは0円に!ボーナス依存は危険
- 「繰り上げ返済」を前提に長めに借りて滞納リスクを低減
この3つのポイントを参考に、無理のない返済プランを計画しましょう。
ポイント1:分割回数は購入する中古車の利用期間以内にする
中古車の利用期間と聞いていまいちピンとこない方もいらっしゃるかと思いますが、「何年乗る予定か」がポイントになります。
簡単に言いますと、「ローンの支払い期間中は乗れそうな車」を購入しましょう。
例えば「壊れるまで乗りつぶす方」と「車検までに2年間だけという方」では同じ考え方で車選びはできません。
5年ローンであれば5年以上乗れる車を選び、2年ローンであれば2年以上乗れそうな車選びが重要ということになります。
予算が潤沢なお金持ちであれば常に新車でも良いかと思いますが、「中古車の買い方」を知りたいユーザーさんにおすすめする中古車というのはなんでも良い訳ではないのです。
ローンの支払期間中に大きな故障で「修理費が出せない」なんてことにならないように、返済期間と利用期間のバランスに気を付けましょう。
【注意点】
- 高額な多走行車には気を付けましょう(10万km以上など)
次にボーナス払いについて考えてみましょう。
ポイント2:ボーナス払いは0円に!ボーナス依存は危険
自動車ローンを組む際、ボーナス払いは「0円」にし、実際にボーナスが支給されたときに繰り上げ返済するということを検討しましょう。
ローンを組む上で頭金の他に、ボーナス払いで毎月の返済額を抑える方法があります。
広告などでも「月々5,000円で新車が乗れる!」というような売り文句を見かけますが、あまり得策だとは言えません。
会社のボーナスの考え方は業績反映が基本であり、あくまで業績が好調なときに支払われるものですので、赤字続きに転落すればボーナスカット、もしくは支払われないなんてことも考えられます。
銀行を始め大手企業でのリストラも話題となっていますし、アメリカ・中国・ヨーロッパの景気を受ける日本は安定とは言えません。
半年後、1年後のボーナスを当てにするのは非常に危険です。
実際、ローンを返せない方の理由の多くにボーナスカットが出てきます。
車のローンの他に住宅ローンの支払いもあれば、いざというときに家計は一気に火の車となってしまいますのでボーナス払いは避けましょう。
【注意点】
- ボーナスは初めからないものと考えよう
最後に返済期間を短くすることのリスクについてご紹介します。
ポイント3:「繰り上げ返済」を前提に長めに借りて滞納リスクを低減
「ポイント2」でも簡単に触れたように、「繰り上げ返済」を活用した無理のない返済プランを考えましょう。
これは住宅ローンの考え方と同じですので、すでに持家の方はイメージしやすいかと思います。
金利分がもったいないからと無理に返済期間を短くしてしまうと、毎月の返済額が大きくなってしまいます。
そうすると毎月の支払いが負担となり、ローンの残高不足などで返済が滞ってしまい、その後の信用問題にもつながってしまいます。
中古車購入が日々の生活を切迫してしまわないよう、ローンは長めに組んで毎月の負担額を減らし、繰り上げ返済用に貯蓄をしておくことがポイントとなります。
【注意点】
- 毎月の負担額を減らして不測の事態(故障、その他の出費)に備えよう
続いては、是非ともおすすめしたいおすすめの自動車ローンをご紹介します。
おすすめの自動車ローン3つ
ここまでで銀行別の金利比較、分割回数による毎月の支払イメージができたかと思いますので、続いては数ある銀行の中からおすすめしたい自動車ローンを3つご紹介したいと思います。
自動車ローンを選ぶ基準としては、金利の低さに加え、銀行独自の適用金利があるかがポイントになってきます。
おすすめ1:三菱UFJ銀行 「ネットDEマイカーローン」
日本最大級のメガバンクである三菱UFJ銀行の「ネットDEマイカーローン」は、期間限定のお得な金利優遇が魅力的です。
2019年5月20日~2019年10月31日までの金利キャンペーンでは、変動金利で「年1.70~2.45%」となっています。
住宅ローンも三菱UFJ銀行で組んでいる方、借入額が500万円以上の方はお得なので要チェックです。
メガバンクならではの安心感も大きなメリットと言えるでしょう。
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おすすめ2:住信SBIネット銀行 「MR.自動車ローン」
住信SBIネット銀行の「MR.自動車ローン」は、申し込みから融資の実行まですべてインターネットで完結してしまうという手軽さがあります。
これはネット専用銀行ならではの大きなメリットと言えるでしょう。
MR.自動車ローンの金利は「年1.775~3.975%」と先ほどの三菱UFJ銀行にも引けを取らない金利の低さとなっています。
また、中古車の購入金額が100万円以下の場合は収入証明書の提出が不要ですので、利用するための敷居が低いのも魅力的ではないでしょうか。
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おすすめ3:横浜銀行 「マイカーローン」
神奈川、東京にお住まいの方はご存知の方も多いかと思いますが、横浜銀行の「マイカーローン」は車の購入だけでなく、車の部品、保険、修理、車検など幅広い利用用途が嬉しい自動車ローンです。
借入期間も最長10年と、毎月の返済を無理なく進めることができます。
キャンペーン金利として、借入額が500万円以上の方は「年1.800%」、500万円以下の方は「年2.100%」と大変お得な金利優遇を受けることができます。
マイカーローンの申し込みはお手持ちのパソコンやスマホからもできますので、混雑した窓口で行うよりも大変便利となっています。
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ここからは、審査に落ちてしまわないよう気を付けたい注意点をご紹介します。
自動車ローンの審査で落ちやすいパターン4個
お得な金利優遇を受けられる銀行の自動車ローンですが、誰でも融資を受けることができるとは限りません。
ただし、融資を受けることは決してハードルが高い訳ではありません。
「遅滞なく支払うことができる人」「支払能力がある人」など基本的なことを抑えておけば問題ありません。
ここからはローンの審査に落ちやすい4つのパターンをご紹介していきたいと思います。
まずは過去に支払の延滞があるケースです。
審査で落ちやすいパターン1:支払いが延滞し信用情報に記録されている人
見落としがちですが、油断できないのが携帯料金の未払いや滞納です。
残高不足による未払いというのは誰にでも起こりうることですが、ローンの審査にも十分影響してきますので注意しましょう。
クレジットカードの支払も同様に、思わぬ出費などで月末に残高不足を起こさないよう気を付けましょう。
故意に支払を滞らせている方、何度も支払いを滞納させている方は信用情報として記録されていますので、銀行の自動車ローンなどは審査が厳しいため通らなくなったりします。
「過去に延滞したことがある方」「心当たりがある方」は、ご自身の信用情報を調べることができますので、下記のサイトに問い合わせてみましょう。
【日本信用情報機構】
URL:https://www.jicc.co.jp/kaiji/about-kaiji/index.html
【CIC】
URL:https://www.cic.co.jp/confidence/posession.html
続いてはすでに借入額が多い方、借入件数が多いケースです。
審査で落ちやすいパターン2:借入額・借入件数が多い人
中古車のローンを組む段階で、すでに住宅ローンがあったり、クレジットカードの借入額、または件数が多いケースでも自動車ローンの審査が通りづらくなります。
仮に審査が通ったとしても、借入額が少ないためにお目当ての車を諦めなければならない状況も考えられます。
もしクレジットカードのリボ払いを多用していたり、クレジットカードの枚数も1人で何枚も所有している人は一度整理をしましょう。
「むやみやたらにリボ払いをしない」「クレジットカードの枚数を減らす」など、分割払いの支払額をなるべく減らしていきましょう。
次に、借り入れる金額が大きい場合です。
審査で落ちやすいパターン3:借入金額が大きい人
「過去に延滞をしたことがない」「借入額・借入件数も多くない」という方が審査が通らない方は、そもそも借り入れようとしている金額が大きいケースが想定されます。
ご自身の収入にそぐわない高級車を頭金なしで購入しようとした場合や、免許取りたての若い方が高額な車を購入しようとしても審査が通らないケースがほとんどです。
それでも「どうしても欲しい!」という方は、頭金を多めに充当するか、実家暮らしの方であれば「親名義」で購入することも可能ですので相談してみましょう。
最後は収入が安定していない方のケースをご紹介いたします。
審査で落ちやすいパターン4:安定した収入が見込めない人
会社員ではなく、以下に当てはまる方々は自動車ローンの審査が通りづらくなる可能性があります。
- 自営業
- フリーランス
- アルバイト
- 派遣社員
もし、上記に当てはまるという方は、毎月安定した収入が見込めるかどうかが審査のカギとなります。
自動車ローンは年単位での借り入れとなるため、会社員のように安定した収入が必要不可欠となります。
今の時代、会社員でも「安定」は危ういものとなっていますが、まだまだ会社員のアドバンテージは大きいと言えるでしょう。
会社員でも入社間もない方は審査にも影響してきますので、転職前の方が審査は通りやすくなったりします。
自営業やフリーランスの方は何年続けているか、将来のビジョンが明確であることがポイントになります。
「ポイントを抑えたけど審査が通らない!」「分割で買うことが難しい」という方は次の解説を参考にしてください。
審査に落ちた人は自社ローンか安い中古車を選ぼう
「色々工夫してみたけど審査が通らない」という方は、
- 自社ローンの利用
- 安い中古車の検討
をしてみましょう。
自社ローンであれば、保証人が必要などデメリットもありますが金融機関とは違った審査となるため通る可能性も出てきます。
詳しくは「中古車の自社ローンとは?デメリットから分かるおすすめな人と対応店舗の探し方」をご覧ください。
また安い中古車の検討をすれば融資してもらう金額を抑えることで、収入が低かったり、勤続年数が短い方でも借り入れすることができます。
安くてお手頃な価格の中古車を探す方法としては、グーネットやカーセンサーといった中古車サイトの検索機能を活用しましょう。
欲しい車の希望予算を検索項目に入力するだけで、全国各地の該当する中古車を閲覧することができるのです。
車の維持費や修理費用なども踏まえて、借入金額目一杯に融資してもらうのではなく、身の丈にあった中古車選びをしていきましょう。
【グーネットの場合】
【カーセンサーの場合】
URL:https://www.carsensor.net/
最後に、中古車を乗り換える方におすすめしたい、「一括査定」をご紹介いたします。
車一括査定を利用することで下取り額から数十万増えることも!
すでに車を所有している方は「一括査定」を活用してお得に乗り換えましょう。
一般的には購入する販売店に下取りに出してしまいますが、一括査定を利用すれば全国各地の中古車販売店に見積もりをお願いすることができます。
下取りに出すと安値で買い叩かれてしまうことが多いので、「高く売りたいユーザー」と「あなたの車が欲しい販売店」をマッチングしてくれる一括査定のサイトを活用しない手はありません。
利用方法は簡単で、インターネットから一括査定のサイトにアクセスし、売りたい車の基本情報を登録します。
あとは全国各地の中古車販売店から見積もり依頼の連絡が届きますので、気になる販売店数社と相見積もりを行いましょう。
当然、出張査定の見積もりは無料で、ユーザーは自宅で待つだけと大変便利なサービスとなっています。
「少しでも高く売りたい」「中古車購入の足しにしたい」という方は是非とも利用してみてください。
【参考データ】
年式 | 2004年 |
---|---|
メーカー | トヨタ |
車種 | RAV4 |
走行距離 | 60,000km |
下取り額 | 20万円 |
一括査定(最高額) | 60万円 |
※最終的に見積もりをお願いしたのはガリバーとなります。初めはネッツトヨタに下取りをお願いしたのですが、上記の価格差となりました。
ズバット:中古車の査定相場・買取価格がすぐにわかる!|ズバット 車買取
まとめ
新車よりも割安で購入できる中古車ではありますが、住宅購入の次に高額と言われているは自動車と言われています。
中古車のラインナップも新車に近いものから、廃車寸前のものまでピンキリとなっていますが、多くの方は数十万~数百万円の中古車を購入するものと思います。
その際、中古車購入の強い味方となるのが「自動車ローン」です。
手持ちで何百万もすぐに出せる方はあまりいらっしゃらないかと思いますので、毎月の支払額を任意に調整できる自動車ローンはとても便利と言えるでしょう。
しかし、「手堅く考えよう!分割回数の決め方で押さえておきたいポイント」でもご紹介したように、無理して返済期間を短くすると毎月の負担額が大きくなってしまいます。
これでは強みであるはずの自動車ローンがネックになってきてしまいますので、無理のない返済計画というのがポイントになってきます。
今回の記事を参考に、賢い中古車購入を進めていただければと思います。
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